日本語の持つ「語感」

日本人は無意識にその言葉から、また日本語の種類(漢字・ひらがな・カタカナ)=視覚からそれぞれの語感(ごかん)を感じとることができます。
「おもいやり」「思いやり」「想いやり」「オモイヤリ」「omoiyari」すべて同じ音ですから、どれもまちがいではありません。でも、日本人は無意識に文字と音から、なんとなくそれぞれ違ったイメージ(語感)を持っています。そして、それらを無意識に使いわけています。
しかし、日本語を勉強している上級レベルの学習者(外国人)でも日本人と同じようにこの語感を理解し、使い分けることは難しいようです。

メッセージバッグの言葉を見て、「心があたたかくなりました」とうれしい言葉をいただきます。それはその方とその言葉から感じ取った「語感」を共有できた瞬間だと思います。共有できた瞬間、本当に大きな喜びとなります。

これからも日本語教育を通して日本語が持つ「語感」、伝えていきたいです。
(matsu)