話し合いの形(はなしあいのかたち)

先日(せんじつ)子(こ)どもの参観(さんかん)へ行(い)きました。
教科(きょうか)は社会(しゃかい)で、内容(ないよう)はディベート
テーマは「日本(にほん)は輸入(ゆにゅう)を除々(じょじょ)に減(へ)らすべきか。
今(いま)のまま維持(いじ)すべきか。」

私(わたし)も大学時代(だいがくじだい)にゼミでやらされた?(^^;)覚(おぼ)えがあります。
小学五年生(しょうがく5ねんせい)でも結構(けっこう)むずかしいテーマだなと思(おも)いました。
なかなか白熱(はくねつ)した意見交換(いけんこうかん)がなされ、
珍意見(ちんいけん)も出(で)て、おもしろかったです。
ディベートの内容(ないよう)はさておき…

ディベート」とは「ある特定(とくてい)のテーマの是非(ぜひ)について、
2グループの話(はな)し手(て)が、賛成(さんせい)・反対(はんたい)の立場(たちば)に別(わか)れて、
三者(だいさんしゃ)を説得(せっとく)する形(かたち)で議論(ぎろん)を行う。」
ある意味(いみ)、一種(いっっしゅ)のゲームのような話し合いの形です。
ディベート」以外(いがい)にも「会議(かいぎ)」「グループ討論(とうろん)」
「シンポジウム」「パネルディスカッション」と
さまざま話し合いの形があります。
その目的(もくてき)や方法(ほうほう)の違(ちが)いについて
あまりよく分(わ)かっていなかったのですが、

「会議」
   目的:結論(けつろん)を出(だ)したい。
   方法:司会(しかい)の人(ひと)が中心(ちゅうしん)になって、みんなで話(はな)し合(あ)う。

「グループ討論(とうろん)」
   目的(もくてき):お互(たが)いに考(かんが)えを深(ふか)め、広(ひろ)めたい。
   方法(ほうほう):5〜6人のグループに分(わ)かれて、テーマについて話し合う。
            グループでまとめた意見(いけん)を出し合ってみんなで話し合う。

「シンポジウム」
   目的:「これからどうするべきか」をみんなで考(かんが)えたい。
   方法:異(こと)なった立場(たちば)や考(かんが)えを持(も)つ人々(ひとびと)が
      会場(かいじょう)の人々に向(む)けそれぞれの意見(いけん)を述(の)べる。
      会場で聞(き)いている人たちの質問(しつもん)や意見(いけん)に対(たい)して答(こた)える。
   テーマ例(れい):「地球温暖化対策(ちきゅうおんだんかたいさく)をどうしたらよいか」

「パネルディスカッション」
   目的:それぞれの考えを深(ふか)めたい。
   方法:異(こと)なった立場(たちば)や考(かんが)えを持(も)つ人々(パネリスト)が、
      司会者(しかいしゃ)を中心(ちゅうしん)に公開式(こうかいしき)で話し合う。
      パネリストが会場(かいじょう)で聞(き)いている人たちの質問(しつもん)や
      意見(いけん)に対(たい)して答(こた)える。

だそうです。
言葉(ことば)だけは聞(き)いて知(し)ってはいたのですが、
恥(は)ずかしながら、今(いま)まで「シンポジウム」と「パネルディスカッション」の違(ちが)いが
よく分(わ)かっていませんでした。

Futabaで12月〜2月に予定(よてい)している韓国(かんこく)の大学生(だいがくせい)の
短期日本語研修(たんきにほんごけんしゅう)のカリキュラムでも、
今回(こんかい)ディベートを取(と)り入(い)れる予定(よてい)です。
今(いま)から、どんな珍意見(ちんいけん)が出(で)るか楽(たの)しみです。