語感(ごかん)

子(こ)どもを注意(ちゅうい)するときなど、
ついつい「遅(おく)れないように」、「あわてないように
ということば(ことば)を使(つか)いがちです。
でも、
「遅れないように」→「正確(せいかく)にね」
「あわてないように」→「リラックスしてね」
と肯定的(こうていてき)な表現(ひょうげん)をした方(ほう)が
子(こ)どもに限(かぎ)らず素直(すなお)に聞(き)ける気(き)がします。

日本語(にほんご)を教(おし)えていて、
ふと思(おも)うことですが、
日本語(にほんご)は英語(えいご)などの外国語(がいこくご)に比(くら)べて否定的(ひていてき)な表現が
多(おおい)いように思(おも)います。

経験(けいけん)から得(え)た教訓(きょうくん)や
戒(いまし)めの表現なので、
とてもありがたいのですが、
その「語感(ごかん)」から受(う)ける印象(いんしょう)は
「正確にね」「リラックスしてね」と言(い)われる方(ほう)が
よい気(き)がします。